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議決を左右する投票権を持つメンバーのタカ派、ハト派割合が気になる…
連日、米国の金利上げ議論の中心になっているのが『FOMC』ですが、そもそもFOMCとは?
FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略です。
アメリカの政策金利などの重要な金融政策を決定する会合のことです。アメリカの金融政策はマーケットに与える影響が大きく、市場関係者の予想との乖離があれば株式市場や為替市場が大きく変動することもあるため、多くの投資家から注目されています。
開催回 | 開催日 |
---|---|
第1回 | 1月25日・26日 |
第2回 | 3月15日・16日 |
第3回 | 5月3日・4日 |
第4回 | 6月14日・15日 |
第5回 | 7月26日・27日 |
第6回 | 9月20日・21日 |
第7回 | 11月1日・2日 |
第8回 | 12月13日・14日 |
先日、超タカ派のセントルイス連銀のブラード総裁の発言が注目されていましたが、FOMCメンバーのタカ派、ハト派は誰なのか?そもそも、タカ派・ハト派とは?
もともとは政治の世界で使われていた用語で、タカ派は強硬派、ハト派は穏健派と言えます。
金融政策面では、ハト派は金融引締(利上げ)政策寄り、ハト派は金融緩和(利下げ)政策寄りです。
では、現在のFOMCメンバーはタカ派なの?ハト派なの?
最上位が最もハト派で、最下部が最もタカ派です。
右の部分が、各メンバーの投票権の有無です。
出所:https://www.itcmarkets.com/hawk-dove-cheat-sheet-2/#post/0
パウエル議長は、中段に位置したタカ派寄りです。
FOMCメンバー 8人の中でタカ派優位に 明確なハト派は1人のみ
出所:https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220308/se1/00m/020/021000c
金融市場では、2022年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメンバーの構成が、顕著にタカ派寄りになったとの見方が多い。FOMCは米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長ら7人の理事と、輪番で毎年交代する地区ごとの連邦準備銀行総裁5人の計12人が投票権を持ち、多数決で金融政策を決定する。その顔触れは今後の金融政策に大きく影響する。
22年のFOMCに参加する地区連銀総裁は、ハト派とみられたシカゴ連銀のエバンズ総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が退出し、かねてタカ派とされるメスター(クリーブランド連銀)、ブラード(セントルイス連銀)、ジョージ(カンザスシティー連銀)の各総裁が加わった。また、投票権を得るはずのボストン連銀総裁が空席のため、同じ輪番グループに属するフィラデルフィア連銀のハーカー総裁というタカ派が暫定的に投票権を得ている。
常に投票権を持つFRB理事は、ハト派とされたクラリダ氏が退任したことで、定員7人のうち4人のみの在籍となっており、地区連銀総裁(常に投票権を持つニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁を含む5人)に、タカ派とされるウォラー理事(セントルイス連銀出身)も加えると、現在正式に投票権を持つ8人の中ではタカ派の数的優位が目立っている。
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