こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide 👈フォローしてね)です。
数年前に金融庁が発表した「老後2,000万円問題」の報告書は、日本中に大きな衝撃を与えました。老後の生活に必要な資金が予想以上に大きいことが明らかになり、多くの人が将来への不安を感じたのです。
しかし、この問題は日本だけのものではありません。世界中の先進国で高齢化が進む中、退職後の資金準備は共通の課題となっています。その中でも、アメリカでは独自の「年代別貯金目標教育」が浸透し、多くの人々の資産形成に役立っているのです。
今回は、このアメリカ流の貯金目標教育について調べてみました。年齢ごとの具体的な貯蓄目標や、それを達成するためのコツ、さらには日本人が学べるポイントまで、幅広くご紹介します。これから貯蓄を始めようと考えている方はもちろん、すでに貯蓄している方にとっても、新たな視点を得られる内容となっています。
では、アメリカ人はどのように貯蓄目標を設定し、それを達成しているのでしょうか?早速、見ていきましょう。
年代別の貯蓄目標 – アメリカ人の指標
アメリカでは、年齢に応じた貯蓄目標が広く知られています。フィデリティ・インベストメンツの専門家たちが推奨する目標は以下の通りです:
年齢 | 貯蓄目標 |
---|---|
30歳 | 年収の1倍 |
40歳 | 年収の3倍 |
50歳 | 年収の6倍 |
60歳 | 年収の8倍 |
これらの目標は、退職後の生活に必要な資金を確保するための指標となっています。もちろん、個人の状況によって必要な金額は変わってきますが、大まかな目安として参考になるでしょう。
20代の貯蓄 – 早期スタートの重要性
20代は社会人としてのスタートを切る時期です。この時期から貯蓄を始めることで、複利の効果を最大限に活用できます。
アメリカンセンチュリー・インベストメンツによると、20代の貯蓄目標は以下の通りです:
- 貯蓄率:年収の5-10%
- 30歳までの貯蓄目標:年収の0.5倍から1倍
20代のうちに貯蓄習慣を身につけることが、将来の経済的安定につながります。小さな金額からでも始めることが大切です。
30代の貯蓄 – 家族形成期の資産構築
30代は結婚や子育てなど、人生の大きな転機を迎える時期です。同時に、キャリアも安定してくる頃でもあります。
30代の貯蓄目標:
- 貯蓄率:年収の10-15%
- 40歳までの貯蓄目標:年収の2倍から3倍
この時期は、退職後の資金だけでなく、子どもの教育資金や住宅購入の頭金など、様々な目的の貯蓄が必要になってきます。計画的な資産管理が求められます。
40代の貯蓄 – キャリアピークを活かす
40代は多くの人にとって収入のピークを迎える時期です。この時期の余裕ある収入を活かして、貯蓄を加速させることが重要です。
40代の貯蓄目標:
- 貯蓄率:年収の15-20%
- 50歳までの貯蓄目標:年収の4倍から5倍
子どもの教育費や住宅ローンなど、支出が増える時期でもありますが、それでも貯蓄を怠らないことが大切です。
50代の貯蓄 – 退職準備の本格化
50代になると、退職が現実的な視野に入ってきます。この時期は貯蓄を最大限に増やすチャンスです。
50代の貯蓄目標:
- 貯蓄率:年収の20%以上
- 60歳までの貯蓄目標:年収の6倍から8倍
子どもの独立などで支出が減る家庭も多いでしょう。余裕が出てきた分を貯蓄に回すことで、より安定した退職生活を準備できます。
60代の貯蓄 – 最後の追い込み
退職直前の60代は、貯蓄の最終調整を行う時期です。
60代の貯蓄目標:
- 貯蓄率:年収の20%以上、または可能な限り
- 67歳までの貯蓄目標:年収の9倍から10倍
この時期は、退職後の生活スタイルを具体的にイメージし、必要な資金を最終確認する大切な時期です。
アメリカ人の平均貯蓄残高
実際のアメリカ人の貯蓄状況はどうなっているのでしょうか。FRB(米連邦準備理事会)の2022年消費者金融調査によると、平均的なアメリカ人家計の預金口座残高は62,410ドル(約936万円)となっています。
年齢別の平均貯蓄残高は以下の通りです:
年齢層 | 平均残高 |
---|---|
35歳未満 | 20,540ドル(約308万円) |
35~44歳 | 41,540ドル(約623万円) |
45~54歳 | 71,130ドル(約1067万円) |
55~64歳 | 72,520ドル(約1088万円) |
65~74歳 | 100,250ドル(約1504万円) |
75歳以上 | 82,800ドル(約1242万円) |
これらの数字を見ると、年齢とともに貯蓄額が増えていく傾向が分かります。しかし、目標とされる金額には届いていない場合も多いようです。
日本人への示唆 – アメリカ流貯蓄術から学ぶこと
アメリカの貯蓄目標教育から、日本人が学べることは多くあります。
- 早期からの貯蓄開始
20代のうちから貯蓄を始めることで、複利の効果を最大限に活用できます。 - 年齢に応じた具体的な目標設定
年収の何倍という具体的な目標があることで、貯蓄の進捗を確認しやすくなります。 - 貯蓄率の段階的引き上げ
年齢とともに貯蓄率を上げていくことで、無理なく資産を増やせます。 - 退職後の生活を見据えた長期的視点
若いうちから退職後の生活を意識することで、計画的な資産形成ができます。 - 金融教育の重要性
貯蓄の重要性や方法を若いうちから学ぶことが、将来の経済的安定につながります。
まとめ – 今日からできる貯蓄のステップアップ
アメリカ流の年代別貯金目標教育は、長期的な視点で資産形成を考える上で非常に参考になります。日本の状況とは異なる部分もありますが、基本的な考え方は十分に応用できるでしょう。
重要なのは、自分の現在の状況を正確に把握し、無理のない範囲で貯蓄を始めることです。たとえ小さな金額からでも、継続的に貯蓄する習慣をつけることが大切です。
また、単に貯金をするだけでなく、投資を通じた資産運用も検討する価値があります。ただし、投資にはリスクが伴うため、十分な知識を身につけてから始めることが重要です。
最後に、貯蓄は決して我慢や節約だけではありません。将来の夢や目標を実現するための手段として、前向きに捉えることが大切です。今日から、あなたも年齢に応じた貯蓄目標を立て、豊かな将来に向けて一歩を踏み出してみませんか?
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